春の本番!バス釣り大特集 – ルアー選び&釣り場攻略のコツ

fishing バス釣り

 

はじめに

春は釣り人の心を躍らせる季節です。寒さに耐えた釣り場に、ようやく活気が戻ってきます。中でもバス釣りは、この時期が本番と言えるでしょう。バスの産卵期に合わせて、その行動パターンが大きく変化するからです。初心者から上級者まで、誰もが春のバス釣りに夢中になる理由がここにあります。本記事では、春のバス釣りの魅力と攻略法について、詳しく解説していきます。

春のバス釣りの見どころ

春のバス釣りは、バスの産卵行動に合わせて、大きく3つの時期に分けられます。それぞれの時期には、バスの行動パターンが異なるため、釣り方や狙い目も変わってきます。ここではその3つの時期と、見どころについて紹介しましょう。

プリスポーン期 (3月頃)

プリスポーン期は、バスが産卵に備えて体力をつける時期です。この時期のバスは非常に活発で、食欲も旺盛になります。浅場でエサを求めて動き回るため、シャローエリアが的になります。大型のバスを狙えるチャンスが多いのが、この時期の大きな魅力です。

プリスポーン期に効果的なルアーは、ビッグベイトやバイブレーション、スイムジグなどの大きめのルアーです。アピール力が高く、バスの視覚に訴えかけやすいためです。スローなアクションに、リアクションの動きを加えると、より確実に反応を引き出せるでしょう。

ミッドスポーン期 (4月頃)

ミッドスポーン期は、バスが実際に産卵する時期です。オスが浅場に産卵床(ネスト)を作り、メスが産卵に訪れます。この時期は倫理的な配慮から、ネスト周辺での釣りは控えめにする必要があります。一方で、メスバスを上手く誘うことができれば、ビッグサイズを期待できます。

ミッドスポーン期に有効なルアーは、シャローレンジを攻めるクランクベイトやスピナーベイトなどです。産卵床の周りをゆっくりと探っていくのが基本的なパターンになります。また、フラットサイドクランクベイトなどのローリングアクションも、効果的だと言われています。

アフタースポーン期 (5月頃)

アフタースポーン期は、産卵を終えたバスが体力回復に入る時期です。この時期のバスは、浮いた障害物の周りや水面を泳ぎ回る傾向があり、それを攻略できれば好機会を逃さずに済みます。

この時期に効果的なルアーは、トップウォーターベイトやポッパー、スイムベイトなどです。また、巻き物ルアーのジャークベイトやシャッドワームなども、アフタースポーン期のベイツを演出するのに有効です。浮いたカバーラインをゆっくり探っていくのがポイントとなります。

おすすめのルアー

さまざまな種類のルアーが、春のバス釣りに効果を発揮します。バスの活性や水場の状態、時期によって、使い分けが重要になってきます。ここでは、春のバス釣りで特に活躍するおすすめのルアーを紹介しましょう。

ハードルアー

春のバス釣りでは、ハードルアーが様々な場面で重宝します。アピール力が高く、バスの視覚に強くアプローチできるのが最大の魅力です。シャッド、クランクベイト、ミノー、スピナーベイト、バイブレーションなど、バスの行動に合わせて使い分けましょう。

ルアー名 特徴 狙い目
シャッド スムーズなアクションでバスを誘う 春先のスポーニングバス
クランクベイト 水中でのローリングアクションが魅力 ミッドスポーン期の産卵床周辺
スピナーベイト フラッシュとバイブレーションで魚を呼び込む アフタースポーン期の表層やカバー周辺

カラーリングでは、赤やチャートなどの春色系が人気です。バスの食欲をそそるカラーを選ぶのがコツとなります。また、早期なら濃いめの色、後期になると薄めの色が有効な傾向にあります。

ソフトルアー

ソフトルアーは、春のシャローウォーターに潜むバスを攻略する際に大活躍します。特にワームは、スポーニングバスを誘うのに適しているため、使いこなせるとより確実にバスを狙えるはずです。

  • ステイックワーム(ストレートワーム)
  • リングワーム
  • クローワーム
  • カットテールワーム

ワームに合わせて有効なリグも様々です。ネコリグ、ワッキーリグ、ダウンショットリグなど、状況に合わせて使い分けることが大切になります。また、専用のソルトルアーを使えば、浮力やアクション性がアップし、スポーニングバスをさらに誘いやすくなるでしょう。

ポイントの探し方

春のバス釣りでは、バスの産卵行動に合わせてポイントを選ぶ必要があります。基本は浅場のカバーや障害物、浅瀬のフラットなどを狙いますが、時期によってバスの居場所は変わります。ここでは、バスの行動パターンに合わせたポイントの探し方を解説します。

プリスポーン期のポイント

プリスポーン期のバスは、丘の斜面や浅瀬、ブレイクラインなどのセカンダリーポイントに集まりやすいと言われています。体力をつけるために、エサ場を求めて動き回るためです。川ならば礫床の内側、湖沼ならばストラクチャーの濃い環境が的になります。

このような場所では、障害物の周りや流れ込み、湾曲部など、バスがひそむ可能性の高い箇所を狙いましょう。エサ場と隠れ場所が揃っていれば、より高確率で出会えるはずです。

ミッドスポーン期のポイント

ミッドスポーン期のバスは、浅場のフラットに産卵床を作る傾向があります。特に水深1m前後の日当たりが良く、底質が固めの場所がポイントになります。藻の生えた切り株や、張り出した岩など、ストラクチャーがあるフラットが有力視されます。

ただし、産卵床の直近は倫理的に避ける必要があります。周囲のカバーや障害物、ブレイクライン付近など、目立たない場所からアプローチするのが賢明です。

アフタースポーン期のポイント

アフタースポーン期のバスは、体力回復のために浅い場所に留まることが多くなります。水面付近のカバーを中心に探っていく必要があります。ドックやブリッジ、立ち木のカバー、浮き草やマットなどが有力ポイントとなります。

また、一段落ちた早場のポイントも視野に入れましょう。ここには産卵を終えたバスが集まることもあり、熟練者はこういった場所を重点的に攻めています。

春のバス釣りのコツ

春のバス釣りは、バスの活性が高く活発に動き回るため、チャンスに恵まれる一方で、状況の変化によってはなかなかバイトが出ないこともあります。そんな時こそ、コツを抑えておく必要があります。ここでは春のバス釣りで役立つコツをいくつかご紹介します。

水温の変化に注目

春のバス釣りにおいて、水温の変化は非常に重要です。バスの活性は水温に左右されるため、その変化に注目することが大切になります。

  • 12度前後でバスが動き出す
  • 15度前後で産卵を意識し始める
  • 暖かい雨で表層の水温が上がると活性アップ
  • 急な冷え込みでも一時的に活性が高まる

特に日照時間の長い日や暖かい雨の後は、浅場でのチャンスが期待できます。気象変化にも注意を払い、水温の上がり具合を見極めながら、釣り場を探っていく必要があります。

ルアーの使い分け

基本的に、春のバス釣りではアピール力とリアクション性が高いルアーが有効です。しかし、バスの活性や水の状態によって、求められるルアーの性能は変わってきます。うまくルアーを使い分けることが重要なポイントになります。

  • 活性が低い時はパワフルで大きめのルアーを使う
  • 濁り水場ではシルエットを意識したルアー選択
  • クリアな状況ではソフトルアーやフィネスリグも有効

春のバス釣りでは、ルアーの種類やサイズ、カラーなど、様々な要素を総合的に判断し、扱うルアーを選ぶ必要があります。使い分けのポイントを押さえれば、釣果にも違いが出てくるでしょう。

時間帯の攻略

春のバス釣りでは、時間帯の選択も重要になってきます。バスの活性は特に朝夕に高くなる傾向があるため、この時間帯にポイントを攻めるのがおすすめです。

  • 朝一番は前日の水温変化の影響が残っているため狙い目
  • 正午前後は活性が落ちる傾向にあるため避ける
  • 夕方は夜に備えて再び活性が上がる
  • 夜勝負も捨てがたく、思い切った攻め方ができる

特に早朝の時間帯は、バスの活性が最も高くなることが多いため、集中して攻めるのが賢明です。逆に正午過ぎはあまりバイトが期待できないかもしれません。時間帯に合わせてポイントを攻め分け、効率的に釣れる時間を狙うのがポイントになります。

まとめ

春のバス釣りは、バスのスポーニングシーズンと重なり、デカバスを狙えるチャンスの多い時期です。バスの行動パターンやポイントは時期によって変化するため、その点を理解し、適切なルアーやアプローチを選択することが成功のカギになります。

プリスポーン期は大型のルアーを使ってセカンダリーポイントを狙い、ミッドスポーン期は産卵床の周りをゆっくり探る。アフタースポーン期はトップウォーターやカバー周りで体力回復中のバスを狙う。このような時期に合わせた攻略を意識しましょう。

また、朝夕の好機を逃さず、水温の変化にも気を配る必要があります。初心者から上級者まで、それぞれの技術レベルに応じた工夫をすれば、春のバス釣りで夢のデカバスに遭遇できるかもしれません。最高の思い出に恵まれる季節です。是非、春のフィールドに足を運んでみてください。

よくある質問

春のバス釣りの見どころは?

春のバス釣りには3つの時期があり、それぞれバスの行動パターンが異なります。プリスポーン期はバスが活発に動き回るため大型のバスが期待できます。ミッドスポーン期は産卵に訪れるメスバスを狙えます。アフタースポーン期は体力回復のため浅場のカバーに集まるバスが見られます。これらの特徴に合わせたルアーの使い分けが重要となります。

春のバス釣りでおすすめのルアーは?

春のバス釣りでは、ハードルアーとソフトルアーがそれぞれ活躍します。ハードルアーではシャッド、クランクベイト、スピナーベイトなどが人気です。ソフトルアーではスティックワーム、リングワーム、クローワームなどがバスを誘います。時期やバスの活性に合わせて使い分けることが成功のカギとなります。

春のバス釣りのポイントの見つけ方は?

時期によってバスの居場所が変わるため、ポイントの探し方も変わってきます。プリスポーン期は浅瀬のカバーや障害物、ミッドスポーン期は産卵床のある浅場のフラット、アフタースポーン期は水面付近のカバーなどがポイントとなります。バスの行動パターンに合わせて、ポイントを絞り込むことが重要です。

春のバス釣りのコツは?

春のバス釣りでは、水温の変化に注目することが大切です。活性の高い時間帯に狙うことや、バスの状況に合わせたルアーの使い分けも重要なコツです。特に朝夕の時間帯は活性が高いため、この時間に集中的に攻めるのがおすすめです。これらのコツを意識することで、より効果的な春のバス釣りが期待できます。

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