妊娠を待ち望んでいる方にとっては基礎体温の変化はとても気になるところですよね。一般的に体温が高い状態が続くと妊娠の可能性があるといわれますが、いつまで高いままの状態が続くものなのでしょうか。
今回の記事では
- 妊娠すると体温が高い状態はいつまで続くの?
- 妊娠初期症状のチェックリスト
妊娠すると体温が高いままなのはなぜ?
妊娠したかどうかの判断材料のひとつとして「基礎体温」があります。妊娠すると体温が高い状態が続きますが、妊娠していないときの女性の体温は生理の前後で微妙に変化しています。まずはどのように変化しているのかを学んでおきましょう。
基礎体温はどのように変化する?
基本的に女性の体温は「高温期」と「低温期」にわかれており、それぞれが約2週間ごとに交互に訪れます。
生理が始まってから2週間くらいが体温が低い期間の「低温期」といい、そのあと排卵日がやってきます。そして排卵日を境に基礎体温がぐっと高くなり「高温期」と呼ばれる時期がやって来ます。
「高温期」も約2週間続き、生理が始まると基礎体温は再び下がって「低温期」がまたやってきます。
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妊娠をすると生理が始まらないため、低温期がおとずれず、体温は高いままの「高温期」が続くようになります。
妊娠すると高温期が続くのはなぜ?
妊娠すると身体は受精卵を温めようとするために体温が高い状態の高温期が続くようになります。妊娠=受精しなければ体を温める必要がないため、低温期に移行するというわけです。
基礎体温の測り方3つのポイント
- 婦人用体温計で測る
基礎体温をつけるときには婦人用体温計を使います。こちらの体温計を使うと体温が小数点以下第2位まで表示できるので高温期と低温期の区別がよりつきやすくなります。
- 朝起きたらすぐ測る
基礎体温は朝起きてすぐ布団の中で測ります。起き上がったりトイレなどのために動いてしまうと体温が上がってしまいますので目覚めたらすぐ、寝たまま体温を測るようにしましょう。
- 舌の下で測る
基礎体温はよくある脇の下ではなく、舌の裏側の筋の横に体温計を当てて測ります。口の中で測る理由は、舌の下側が体の体温を一番正確に計れる場所と言われているからです。
妊娠すると体温が高い状態はいつまで続く?
前述したように妊娠すると体温が高い状態が続きますが、妊娠するといつまで高温期が続くようになるのでしょうか。
高温期が3週間続いたら妊娠の可能性が!
個人差はありますが、高温期が3週間前後続くようなら妊娠の可能性が高いと言われています。ただ高温期の長さは人によってまちまちですので、3か月ほど自分の基礎体温をつけて、自分の高温期の長さを把握しておくとよいでしょう。
妊娠初期症状チェックリスト
妊娠の初期症状はほかにもあります。チェックリストをご紹介しますので、ぜひ参考になさってくださいね。
妊娠チェックリスト
- 高温期が3週間程度続く
- 体がだるくなる
- 眠くなる
- 熱っぽくなる
- 下腹部痛
- 頭痛
- 気持ち悪くなる
- 着床出血(おりものに色がつく)
- 食べ物の好みが変わる(すっぱいものがほしくなる、さっぱりしたものがほしくなるなど)
- においに敏感になる
- 胃がむかむかする
こちらのチェックリストで8個以上チェックがついたら妊娠の可能性があるといえます。「妊娠かな?」と思ったらまずは市販の妊娠検査薬で検査してみるとよいでしょう。陽性が確認できてから病院に行っても決して遅くはありません。
最後に
妊娠を待ち望んでいる方にとってはちょっとした体調の変化で「これって妊娠かも!」と気持ちが早ってしまうことがあると思います。(実際に私がそうで、何度もフライングしました…=.= 苦笑)ただし妊娠前兆候と生理前の兆候は似ている部分も多くあります。妊娠検査薬の使うタイミングや病院へ行く時期が早すぎると正確な診断が出ないことがありますので注意してくださいね。